歴史教科書問題

 扶桑社教科書一部公開

「つくる会」の公式サイトからPDF形式で一部見れるようになっています。変にコピーが回るより、ネットで公開したほうがいいという判断なんだろう。 一部公開ということで、問題の多い近代の部分すべてが見れるわけじゃないけど、僕らが「現代思想」で指摘し…

 採択期間中の中学教科書 書店での販売容認 文科省

ソースは産経新聞、産経新聞樣は「ZAKZAK」とかでネットの情報をパクリまくっているくせに、トップページ以外のリンクは承諾が必要らしいよ。なんで、めんどくさいけどググって。*1というわけで今回も売り出すみたいですよ、扶桑社は。しかも採択期間中に。 …

 補足コメントその3

問題は、歴史が「物語」ではないとして、それでは客観的なスタンダード東アジア近代史みたいなものがあるのかと突っ込まれた時でしょうね。言語論的展開とか解釈学とかいう話になれば、結局はどの「物語」をチョイスするのかという千日手に持ち込まれますか…

 補足コメント その2

今の保守系論壇誌の記事のかなりの部分が、非常に知的負荷の低い(ほとんど読み手自身の思索を要求しない)ものになっているようです。いわばエンターテインメントですよ。テレビドラマやワイドショーと同レベルの知的負荷しか要求しないものになっている。 …

 補足コメント その1

厨さんからのコメントへの応答という形で、これから数回にわけて『現代思想』6月号に書いた文章の補足説明をしたいと思います。たぶん、4年前に書いた「私たちの問題としての『新しい歴史教科書』」(『国境を貫く歴史認識』所蔵)を併せて参照しないとわか…

 『現代思想』6月号 特集=〈反日〉と向きあう

オサレでサヨクでモラトリアムな人文社会科学大学院生の向けの雑誌*1、『現代思想』の最新号に拙文を寄せています。現代思想2005年6月号 特集=〈反日〉と向きあう出版社/メーカー: 青土社発売日: 2005/05メディア: ムック クリック: 1回この商品を含むブログ…

 「つくる会」会見のテープ

5月10日に外国特派員協会で行われた「つくる会」の記者会見、テープ起こしがネット上にアップされている模様。(成城トランスカレッジ!さん経由)人のこと言えた立場ではないが、まだ関心持っている人いるんだね、結構。この問題に関して、文章化できなかっ…

 だいたい終わり

今週初めに、ここんとこ書いていた文章を入稿した。終わったと思って、英語での作業に切り替えたら、「13日の金曜日」に出版社からゲラが戻ってきた。戻ってきたといっても僕の手元ではなく、日本にいる知人に代理でそのFAXを受け取ってもらい、それをスキャ…

届いた

『嗤う日本の「ナショナリズム」』が届いた。同じ日にアマゾン経由で注文した他2冊(『国民の思想』、『のナショナリズム』)は金曜日に届いているにも関わらず。これは別に発送したBK1が悪いんじゃなくて、アイルランドの国内輸送がいけない。今回EMSを利用…

八木秀次 『国民の思想』

作業が一段落したので、日本から取り寄せた『国民の思想』を読んでいます。 これは一連の『国民〜』シリーズの最新作。「つくる会」系の本です。大著なので、読了までもう少し時間が掛かりそうですが、とりあえず印象としてこの人たちの「選民意識」が鼻に付…

 急に話が舞い込んできて

ちょっと文章を書かなきゃいけなくなりました。 で、資料を日本から取り寄せ中。嗤う日本の「ナショナリズム」 (NHKブックス)作者: 北田暁大出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2005/02/24メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 6人 クリック: 202回この商品…