採択期間中の中学教科書 書店での販売容認 文科省

ソースは産経新聞産経新聞樣は「ZAKZAK」とかでネットの情報をパクリまくっているくせに、トップページ以外のリンクは承諾が必要らしいよ。なんで、めんどくさいけどググって。*1

というわけで今回も売り出すみたいですよ、扶桑社は。しかも採択期間中に。
そして今回は文科省も問題はないと判断したそうな。

この教科書市販は二つの意図があるでしょう。

1.「市販教科書」の販売実績を根拠に地方自治体、とりわけ地方議会レベルで採択にむけた請願運動を展開する。

2.教科書採択率が低いと製作コストが回収できないから、市販することでこれを回収したい。

2.に関しては別に採択が終わってからでも可能なので、おそらくプライオリティは1.の方にあるのでしょう。

ネット見てても一部の人間しか騒いでいないから、たぶん今回も採択率はそんなにいかないだろう。無論地方レベルで無茶をすると僕の予想なんてすぐに覆されちゃうのだけれども。*2

HPでも公表するといっているけど、あれ全部PDFとかにして公表するつもりなのかな?

ともあれ、いろいろと意見のある人や興味のある人はいるだろうから、とりあえず市販されたら立ち読みしてみるといいと思います。中学生向けの教科書だから、小一時間もあれば読み終われるし。読んだ上で必要だと思えば買えばいいし。もっとも市販されるの待たなくても、もしくは買わなくたって教科書展示しているところで読めるわけだしね。

僕の意見はもう既に活字化しているし、ここでもさんざん書いたから繰り返さない。

興味のある人はとりあえず読んで、考えて、議論を開いて。自分の意見を出し、相手の意見に耳を傾けて。たぶんそれ以外の道はないのだから。

*1:なんか記事タイトルにも著作権があるとか言っていたような気もするけど、それぐらい勘弁してよ。ということで、上のタイトルをググれば、当該記事に辿り着くと思われ。追記 やってもたどりつかねえ。行き着く先は、産経新聞の当該記事にリンクをはっている、「つくる会」教科書採択推進なBlog。でもそこ経由で記事には辿り着けます。「記事を使用する際は産経新聞の記事であることを明示し、新聞の品位を傷つけたり、内容を変更しないこと。また人権に十分、配慮すること。」という項目に自信をもてないので、僕はリンクの申請をだせません。推進派の人たちはちゃんと申請出したのかな?全文引用しているけどさ。

*2:たぶん、アンチ・ジェンダー・フリーとかに論点をずらしているのもその一貫なんだろう。ああいう誤読や誤解がまかりとおるあたり、少し怖いものを感じるけど。