八木秀次 『国民の思想』

作業が一段落したので、日本から取り寄せた『国民の思想』を読んでいます。
これは一連の『国民〜』シリーズの最新作。「つくる会」系の本です。

大著なので、読了までもう少し時間が掛かりそうですが、とりあえず印象としてこの人たちの「選民意識」が鼻に付く。教えてやるんだ的なところがね。そして教えてもらう内容が・・・・。レトリックとかそういうレベルを超えたどこかにいっています。端々には整合的に事実と想定できる事がちりばめているのですが、その「事実」と「事実」を繋ぐ論理やそこから導き出される答えが、ちとあれです。

例えば、80年代イギリスのサッチャーアメリカのレーガンの政策に関して、彼が言っていることってどれぐらいコンセンサスを得られるものなんだろうか?この程度の情報操作で本気で国民的支持を得られると思っているのか、この人たちは。

みんな「電波妄想アジテーションキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!」とかいってニヤニヤしながら読んでいるんだよね?というか本当誰が読んでいるんだろうこんな本。

追記 

そんなにジョン・ロック(社会契約論)が嫌いか。
そんなに近代社会(国家)が嫌いか。

いや僕もそんなに好きじゃないけどね。

さらに追記

ポイントはやっぱり「人は自由という思想に耐えられない」というとこにあるんだろうな。

とりあえず読了。途中からかなり斜め読みだけど。