FAカップ 準決勝 ニューキャッスル VS マンチェスターU

昨日の試合でブラック・バーンに快勝したアーセナルがいち早く決勝に駒を進めた。

今日は、ちょっとチームの状況が上向くたびに、なんらかの新しいトラブルを抱え、既にネタ集団と化しているニューキャッスルとここで負けると今季無冠がほぼ決定してしまうマンチェスターUの対戦。

試合の方は、主力急が怪我人、サスペンションで出られないニューキャッスルをほぼベスト・メンバーで望めたマンチェスターUが一方的に攻める展開。

なによりここのところ不調だったファン・ニステルローイがこの試合で完全復調したのが大きかったか。最初のゴールなんて、なんか当たりそこねってかんじなんだけども、飛んだところが良かった。逆にあれで吹っ切れたのか、時間が経過するとともに、調子を上げていったような印象。去年11月から点取ってなかったのね、そりゃあチームも散々ですわ。

チーム全体としてもワンタッチ、ツータッチでボールをすばやく廻し、サイドを広く使った攻撃展開。安定したポスト・プレー、中盤からのドリブル突破、後方から攻撃参加。相手が相手とはいえ、今日のマンチェスターUは攻撃が完全に噛み合い、FAカップ決勝進出チームにふさわしい出来だったと言えるだろう。

ニューキャッスルは・・・。サー・ボビーも観戦に来ていたけど、何を思いながら見ていたんだろう。シエラーのやはり衰えを隠せないし、中盤はすかすかだし、DFは統制とれていないし。何より、土砂降りの雨の試合で、勝っているマンチェスターの選手のほうが、白黒のユニフォームでより汚れが目立ちそうなニューキャッスルの選手より泥まみれになりながらボールを追いかけている時点で、何かがおかしい。普通逆だろ?それぐらい今日のニューキャッスルは戦えないチームだった。2試合続けの4-1での敗戦。いくらギヴンでも今日の守備陣じゃあチームを救えない。

このままスーネス続投でもいいし、誰か立て直せる監督を招聘するもよし、とりあえず、今年溜まった膿を完全に出し尽くしてからじゃないと、建て直しもうまく行かないだろう。逆にそこまでしなきゃ、ズルズルと普通のチームになっちゃうのかもね。3-4年たったらチャンピオン・リーグ(イングランド2部)にいたりね。そういう事例いっぱいあるしね、この国は。