クローク・パーク使用に関しての反応

アイルランド・サッカー・バカの溜まり場イレヴン・ア・サイドでクローク・パークの高すぎる使用料についての投票が始まりました。

この文章を書いている今現在の投票結果は

  • 200.000ユーロまで  24.2%
  • 500.000ユーロまで  27.4%
  • 1Mユーロまで 14.7%
  • 1Mユーロ以上 14.7%
  • GAAなんぞにびた一文払う必要はない 18.9%

ということです。
でも、これ投票が始まった当初は「びた一文」が20%台後半まで達していたあたりにルサンチマンを感じます。

アイルランドでは今もなおGAA(ゲーリック・アスレチック・アソシエーション)の影響力が強いのです。会員数は現在でもラグビー、サッカーの協会より多いのです。だから、ラグビー、サッカー共有の老朽化したラウンズダウンが収容人数4万なのに対してクローク・パークは改築の結果8万人収容になっているわけです。

国に金があればナショナル・スタジアムを作ればいいんでしょうけど、長らく西ヨーロッパ最貧国だったために、そういうものが作られておかしくなかった時代にそういうものが作られなかったわけです。

ラグビーやサッカーの人気が一般化してきたのですが協会の経済力、力関係だとGAA>>>IRFU>FAIという感じですが、純粋にゲーリック・スポーツだけのファンというのは減って、どっちも楽しむカジュアルなファンが増えているようなんで、近いうちにこの構造も変わっていくのでしょう。ゲーリック・スポーツはどうでも良くて、ラグビーだけ、もしくはサッカーだけという人は結構まわりにいますから。

ただ長年の恨みつらみというか、妬みみたいなものが、上の投票結果に現れているんでしょう。