『現代ヤクザ 人斬り与太』

やる気もでないことだし、いっちょドーピングをということで、IFI（Irish Film Institute）で『現代ヤクザ　人斬り与太』という映画を見た。なんでも昨日から日本の古いカルト映画特集が始まった。この映画は深作欣二監督、主演菅原文太でヤクザ映画。

感想は一言で言えば「狂犬」。
もうちょういと説明すると「その人は切っちゃだめ、味方だから」。
さっぱりわからないだろうけど、そんな感じですっげー面白いし、悲しい。意外と純愛ラブストーリー。

なんか一人他の役者と違うオーラを出しまくっている人（矢頭組の組長役）がいて、後で調べたら「安藤昇」かよ。若いときはむちゃくちゃかっこいいのね。なんかそれっぽい台詞も喋っていたけど、あのオーラーは伊達じゃないないね。

出演者はあと

小林稔侍 （鉄男）
地井武男 （安夫）
室田日出男 （宮原）
八名信夫 （唐沢）

とかなっていますが、誰が誰だったのかさっぱりわからないのは、この時期のヤクザ映画の特色かもしれません。なんとなく面影はあるのだけれども、そもそも名前で呼ばれないしほとんどの配役。文太兄貴は変わらないのにね。いやこのころイメージを崩さないようにがんばっているのか。