部屋の視察

先週ぐらいから今住んでいる大学の寮のいたるところにある張り紙がされていた。
内容は、「部屋の視察」に関して。要は、大学当局が部屋の使用状況を確認するわけである。変なことだけど、一応契約するさいの規則本のも明記されているので、ここでは当たり前のことらしい。

今週一週間のうちのいつか、みたいな感じだったので、余裕をかましていたら、午前中、ジムに行っている間に、すでに査察が入った模様。帰ってきたら、紙切れ一枚が置いてあった。

それによると、「一週間後にもう一度視察する」、そのときまでに「状況が改善」されていないと、自動的に課金もしくは、措置を行う、とのこと。やれやれと思って、その紙にリスト・アップされている項目を見てびっくり、ごみすてだけで、2000円も取るつもりらしい。

ちなみに僕の部屋がそれらの項目で引っかかっているのは、
「部屋の掃除機がけ」(15.00)

僕が住んでいるユニットにはもとより掃除機がありません。大学のどこかまで行けば掃除機が借りれるそうです。そんなめんどくさいことを強要、およびそれで課金するぐらいなら最初から掃除機を設置してよ、と思うのだけれども。

あと、「許可されていない私物の撤去」
これは、去年買って、引越しのときに持ってきた椅子。足がキャスターになっているようなどこにでもあるような椅子。最近そのキャスターが壊れているので、正直要らないものなので、引き取ってくれるならそれで、いいけど、勉強部屋兼寝室に私物の椅子を一つ入れるぐらいね、いいじゃん。たぶんこれは誰かを部屋に招くことを前提としている、と思われたのかもしれない。実際、ほとんど誰も僕の部屋に足を踏み入れていないにも関わらず。

この視察、当然僕の部屋だけじゃなく、おそらく僕と同じユニットに暮らす他の3人の部屋にも入ったと思う。で、キッチンに行くと共有部分に関しての評価が下されていた。これは結構厳しい。先週末に同居人たちとこの話題になって、「僕ら大丈夫だよね」って、余裕をかましていたわけだけだし、そのうち二人は昨日一生懸命キッチンを掃除していた。実際、まあ綺麗になっていたし。

それでも、「ごみすて」(15.00)、「リビング・ルームの掃除」(30・00)、「バスルームの掃除」(30.00X2)で、トータル105ユーロ。

「ごみすて」はまあ問題ないとして*1、「リビング・ルーム」に関して言えば、もとより汚くて、入居の際の確認のときに、ちゃんとその点を指摘しておいたけど、もちろん反映されていない。それに紙にチェックが入っているだけで、どこが気に入らなかったのかも良くわからないし。

「バスルーム」はカビ用の洗剤を探してがんばって磨きます、一週間かけて。*2

というわけで、来週までにお部屋の掃除をしなくちゃいけなくなりました。
にしても、この大学、本当になんでも金で解決なんだね。

*1:今日捨てようかと思ったら、部屋の目の前にあるゴミ収集コンテナが溢れていて止めた

*2:今イタリアで日本人の友人から受け取った荒俣宏の風水ホラー、カビの話を読んでいています。このバスルームのカビは僕らの努力がいけないのではなく、風水的にしょうがないんだと、沖縄県那覇市久米出身の僕は結論に至っております。