クロアチア戦召集メンバー DF編

ここもいつものメンバーでいつものようにイアン・ハートが外れた。ただし、未確認情報ながらオシェイがヘルニアで全治2ヶ月という話が流れてきている。本当なら、追加召集が行われるはずで、それでも呼ばれなければ、ケアー*1監督がハートを完全に構想外としているということなんだろう。一応左フルバックの控えはメイベリー。フランス戦ではフィナンが起用されたので、フィナンという線もあるけど、メイベリーの経験を積ませる機会とするだろう。

今回の親善試合は完全にテストモードだと思うので、試してもらいたいのは、キャプテン・カニンガムが出られなかった場合のシミュレーション。この場合の組み合わせは少し悩ましい。現在センターバックの組み合わせはカニンガム / オブライエン が多いので、この場合でもオブライエンと誰を組み合わせるのか、というのをたたき台に考えるべきなんだろう。

警告累積で試合頭からという場合だとベテランのブリンの起用の確立が高いのだろうけど、アイルランド代表での最近の試合を見ていると、途中交代で出てくるパターンが多いためか、落ち着きがなく、見ていてちょっと怖い。特に足元のボールの処理がうまいタイプのDFでは決してないし、スピードがあるようにも見えないので、高さという面以外では意外と強調する点はないのかもしれない、というのが個人的な意見。同じようにスピードがあまりないタイプでも、経験と読みをベースに勝負するカニンガム*2の代わりとしてはどうかな、と思う。それならば、ヘディングの高さと豊富な運動量で泥臭く開いてのFWを潰すドハーティの方を上に評価したい。ドハーティは見た目があれだが、意外と若い。若いといってもロビー、クィンと同じく1998年のU-18ヨーロッパチャンピオン組*3だからもう中堅ぐらいの年代になるのかな。

このU-18 ヨーロッパチャンピオン組からはもう一人DFが生き残っていて、それがリチャード・ダン。ドハーティはこの当時もFWとDFの二足のわらじを履かされ、決勝ではベンチだったものの、リチャード・ダンはスタメンのセンターバック。最近代表には呼ばれているものの、試合にはほとんど出ていないので、今回の親善試合ではテストされる可能性もあるだろう。というのもフラムのDFナイトなど複数のプレミア・リーグの選手がアイルランド生まれではないものの、アイルランド国籍を取得した上で、アイルランド代表入りを熱望していると報道されているため。ブリン、ダンあたりはこのような国外生まれ組、および下の世代から突き上げを受ける立場なので、このような親善試合で結果を残したところだろう。

予想スタメン

メイベリー / カニンガム / オブライン / フィナン
途中交代でカニンガムに代わり誰か

GKは疲れたからもういいや。たぶんギヴンではなくコルガンかケニーを起用すると思います。ギヴンが壊れた時の保険として。

というわけで、長々と書いたけど、クロアチア戦のころはイタリアにいるので試合は見れません。そのかわり2月のポルトガル戦はチケット購入済み。

*1:テレビで発音聞いているとカーというよりもケアーの方がより正確みたいですね

*2:フランス戦はマッチアップしたリバプールのシセを完全に子ども扱い。

*3:最近のアイルランド代表のオフィシャル・マッチ・プログラムで"Where are they now?"という悲しい特集が組まれています。このヨーロッパ・チャンピオンになった1998年のU-18組でもプロとして成功しているのはほんの一握り。イングランドのリーグで夢破れてアイルランドの戻ってきているのも結構いる。最近少しずつアイルランド・リーグのレベルが上がっているのは、こういう人たちが増えたからなんだけれども。ちなみ、1998年U-16ヨーロッパ・チャンピオン組というのもあって、これは現在の代表だとオシェイ、バレット、ミラー、アンディなど。この世代も"Where are they now?"のコーナーで特集された。