アイルランド的酒の飲み方(というかチャンピオンズリーグ観戦)

体調が悪いにもかかわらず、現在在籍しているコースの「やったぜ学期終了飲み会」なんぞに顔を出したわけで。

集合時間は午後8時。学校から徒歩3分ぐらいにある、結構有名なパブ。どうせ時間通り集まれるわけがないと、タカをくくって、ちょいとばかし遅れてパブに到着。その時点で、集合者、3人。

ここで、簡単にアイルランド的飲み会の基本的な特徴を説明すると。
1.時間通りに人が集まるわけがない
2.当然つまみなんぞでない
3.場所を予約するなんてこと想像したこともない
4.従って、ほとんど、芋を洗うがごとくの雑踏の中、立ち飲み。
5.そんな状況で飲むわけだから、ネイティブ同士でも会話が成立しないぐらい、うるさい


こんな感じ。

で、僕より前に集合していた、例外的に規則正しい人々も、これからいっぱい人が来るから、みんなのためにスペースを確保しようなんて発想はないもんだから、4番目に来た僕ですら、彼らの周りにスペースを見つけられない。しょうがないので、人が集まって、強圧的にスペースを確保するまで、近くで待機だね、と言い訳を作って、空いているカウンターの端の席を確保しつつ、チャンピオンズリーグマンチェスターU VS ポルトの試合を観戦。

前半にスコールズの得点が決まったあたりで、三々五々、人が集まり始めた。どこかにスペースがあるのかみんなで探している。しかとしつつ、サッカーを見ていると、僕の真後ろのスペースへ民族大移動。お、都合いいな、と思っていたら、横2メートルちょい、縦5メートル弱のスペースに約30人が集結。結果、一番端っこの席で、僕の前というか後ろには、マジ立錐の余地なく、人がいるという状況。既にこの時点で、会話に参加する余地はない。

それでも、一応ちょこちょこと近況について話をしたりするのだけれども、僕に直接話し掛けてくれれば、どうにか聞き取れるけど、そうじゃないと、マジ何を喋っているのか聞こえない状況。やれやれと思いつつ、端っこの席で、行動を観察しながら、のんびりと酒を飲む。

そうこうしているうちにゲームは終盤。ガチンコの潰し合いモードになっていて、白熱した展開。当方、「CM 03/04」というサッカーシュミレーションゲームでは、現在マンチェスターでやっているけど*1、どちらかという、マンチェスターは嫌いなチームなんで、当然ポルト支持。クリスチャン・ロナウドが交代で入ったにもかかわらず、あっさりと怪我で交代した辺りから、コミュニケーションよりもサッカー観戦という、ダメな子モード。コースで一番のベッピンさんとちょっと仲良くなれたので、今日はこれでいいやという気も多少。

にしても、ポルトの結末は素晴らしかった。何より監督の喜びようは、結構すごかった。カメラの切り方も素晴らしく、決勝点に結びついたFKの直前に、あたかもこれが点に結びつくことを予言するかのように、不安に陥って、ゲームを直視できないサポをアップでうしているのが、やけに印象に残ります。でも、あそこでちゃんとDFがつめられないのがいまのマンUの現状なわけで、実力で負けたということなんでしょう。

で、その試合が終わったころには、完璧に蚊帳の外というか、皆さんすっかり出来上がっておりまして、付け入る隙はありません。

そもそも僕の居るコースは男女比が結構極端なもので、この飲み会に来ている割合も、男2:女8ぐらいの割合で、僕の周りは女の子ばかりで、状況としてはおいしいのだけれども、女子が数人固まって話し始めると、なかなか割り込みにくいのは、どこでも一緒なわけで。しかも、本当に他愛もないことを喋っているので、どこで割り込むか、どこで突っ込みをいれていいものやら、という感じ。

しょうがないから、ユーべントス VS デポルティボのダイジェストを眺めながら、酒を飲む。この試合も熱かったけど、DFの明確なミスで失点したら、ユーべもさすがに心が折れた模様。

そんなこんなんで、もう一杯酒を飲むかどうかでしばし悩んだけど、体調も万全じゃないし、バスもそろそろなくなりそうなんで、一足先に退散。

で、帰ってくると、あんなに眠かったにもかかわらず、酒が切れて、眠気がさめてしまったので、だらだらと愚痴を書いたりしているわけです。

明日も飲みがあって、明日もチャンピオンズリーグはあって、みたいのだけれども、次の日はものすごく朝が早いことを考えると、おそらく酒の前のミーティングだけしか参加できないのが、少しばかり心苦しいの今日この頃であります。

*1:ちなみシステムは3-6-1で、マンチェスターぽくないというか、プレミアぽくないやり方をするとどうなるのかという試み。