失って気づくもの

昨日、きゅうにやる気が出てきたもので、ネットや大学図書館のオンラインカタログから、あれこれと必要そうな文献をピックアップし、「旅行から帰ってきたら、一通り目を通しましょう文献一覧」なんぞ作ってみたり。たぶん帰ってきたら忘れていそうなんで、ここに書いておけば、嫌でも見るだろうから、思い出すことを期待。
そんなこんなで、ちょっと遅く帰宅すると、家主の引越しの真っ最中。気がつくと携帯には山のような着信履歴。有無を言わさぬ勢いで、借り出される。
でもね、今まで経験したどの引越しよりも、状況はひどいもんで、引越し前に山のように生鮮食料品を買い込むのは良くない、引越し前に洗濯物を山のように洗濯機に入れっぱなしにしておくことは、決して褒められないことだと、実感。どっちも、家に備え付けの家電なんで、もって行かないんだからさ。

こんなん調子なんで、大方の荷物が搬出されたのは、当に日付の変わった後。なんで、今日はすっかり寝坊。まあ、学校には手続きがらみに用件しかないので、ぜんぜん平気だったわけですが。

すっかりがらんとしてしまった家に、一人ぼーっとコーヒーを飲みながら、誰にも邪魔されずネットなんぞ見ていると、ああ、失ってみるとその重要性がしみじみと感じられるもんだなぁ、と一人感傷的になってもみたり。・・・プリンターがない。

そういや昨日搬出したなぁ。って、まだ予約がらみクーポンとか一切プリントアウトしていないやん。特にサッカーの予約は、メールに添付されてきたクーポンを印刷して、それを現地で引き換えとのこと。

当然学校にもプリンターはあるんですが、紙は自分で購入どこかに確保しておく必要がありますし、一枚あたりいくらと、お金を払わなくちゃいけないし、なにより、ほとんどの場合、インク切れで、今まで一度たりともまともに印刷できたためしがないので、できるだけ使いたくない。まあ、ネットカフェを使えばいいだけなんですが。

プリンター、ついでにスキャナー。失って初めてそのありがたさが身に染みる。

ということで、これから、ちょっくら物色に行って参ります。150ユーロぐらいで複合機見つかるといいのだけれども。