コンフェデレーションズ・カップ ギリシャVS日本@フランクフルト 観戦記


朝6時50分ダブリン発の飛行機に乗らなくてはならなかった。なので、仮眠から起きたのは3時。熱いシャワーを浴び、コーヒーを飲んで部屋を飛び出したのが3時半をちょっと過ぎたぐらい。その時間空港まで行くバスが止まるバス停は歩いて10分少々。着いたがいいがバスは来ない。周りに居るのはあきれ返るぐらい大量の酔っ払い。一人だけ素面だと、ちと怖い。頼むから喧嘩なら他所でお願い。

40分ほど待って、バスは同時に3台もやってきやがる。それでも無事同行者と合流。空港に着き、チェックインして、コーヒー飲んで時間を潰し、込み合う前にセキュリティ・チェックを通り抜ける。最近ダブリンの空港のチェックは問答無用で靴とベルトまで外させる。だからすごく時間が掛かるのだ。

飛行機はエア・リンガス。無料の機内サーヴィスはまったくない。別に何も欲しくなかったし、明らかに寝不足だったので寝る。

フランクフルトは予想以上に暑かった。朝10時についた段階で30度を越えてる。湿度がないだけ幸い。空港でダブリンでの知り合いの方々と目があう。どうやら同じ飛行機で着ていたらしい。ということは目的は同じなんだろう。次の日にフランクフルト市内でまたばったり遭遇してお話を伺ったところ、そのまま水曜日のブラジル戦までドイツ観光を楽しむそうな。うらやましい。

空港からフランクフルト中央駅までは3駅。時間にして15分ぐらい。スタジアムはその道半ばにある。空港から一駅、中央駅からなら二駅。なので非常に近い。それに空港行きの途中ともいうこともあり便数も多い。なんか臨時列車も出ていた模様。駅の構内の真ん中には、コンフェデレーションズ・カップで来ている外国人向けの案内所もあり、外国人にはわかりづらいドイツのタイムテーブルの見方を説明したり、乗るべき電車の着くプラット・ホームを教えてくれたりする。搭乗券の券売機はほぼすべて自動販売機になっており、ドイツ語だけじゃなく、ヨーロッパ主要言語に対応している。しかし残念ながら日本語には未対応。チケットの種類が多いのと、目的地すべてにコード番号が振られており表から探さなきゃならなかったりしてめんどくさいけど、最低限の英語が読めれば問題なくチケットは買える。そういうわけで11時過ぎぐらいには中央駅に着く。

着いたらすぐに二日間何かとお世話になるであろう駅構内のお店などをプラプラと確認する。これはさすがに2年ほど前とほとんど変わっていない。むしろシーフード系の出店が増えていてうれしい。本屋、小さな食料市場、お酒も扱う雑貨店、ファースト・フード、カフェ、パブ、ソーセージの出店、アジア料理の店などなど、充実しており便利。繁華街から少し遠いし、その途中には、日曜日の昼間でも立ちんぼのおねーさんが居るような地域もあってあんまり治安はよくないのだろうけど、そういう街の構造がわかっていると非常に便利な街。路面電車もバスも地下鉄も発達しているし、タクシーもいっぱいあるから、そういうところに近づかなければいいだけのことだし。*1

その後、予約していた駅のすぐ横のIntercity Hotelへ。まだチェック・インの時間じゃないけど、部屋に通してくれた。部屋も面白みはないけど、清潔で機能的で、広さも申し分もない。フロントの対応も良く、2日間有効のフランクフルト市内交通の無料パスもくれたので、非常にいい印象。朝食は安かったので頼んでも良かったのだけれども、朝何時に起きれるかわからないし、そんなに食べないし、どうせ中央駅でなんでも食べれることはわかっていたので断った。フランクフルト中央駅は立ち食いやテイクアウト系の飲食店が結構入っていて、どこも安い。そして普通にうまい。夜もかなり遅くまでやっている。


チェック・インも済んで、まだ時間もあるので繁華街まで出かける。昔の記憶を頼りに歩く。地図もあるけど、土地勘を取り戻すためにとりあえずぶらぶらと。暑いので途中公園で木陰を選びながら歩き、15分ぐらいでオペラ座の前に出てきた。


この辺りからが僕の感覚だと街なか。たぶん歴史的にそういう感じだろう。歩いてきた公園の辺りが都市の境界線になると思う。オペラ座から少し行くと塔が立っているので、本来ならこの辺に城壁があったのだと思う。ヨーロッパの中世までの都市はそれこそ半径1−2キロのこじんまりとしたところが多い。新星ローマ帝国の中心都市であっても、ヴァイキングが作った田舎町のダブリンであっても同じ。

オペラ座の前の広場で同行者*2がアイスクリームを買い求めていると、青いユニフォームの一群が歩いてきた。日本人かと思って眺めてみるとギリシャ人。その後も街で歩いているのはほとんどギリシャ人のグループ。日本人もいることは居るんだけど大概座ってビールを飲んでいたり、ソーセージを齧っていたりする。それに少人数のグループが多くて、群れて何かしているわけではなかった。


そういえばどっちもユニフォーム青でアディダスだな、とそのとき気づく。ドイツもそうだし、アルゼンチンもそうだから、アディダスウハウハなんだろう。街中で日本のユニフォームを探したけど、日曜日ということもありほとんどの店は閉まっていたので買えず。月曜日も探したけど、ほとんど売っていなかった。おそらくドイツ在住の日本人がスタジアムに着て行くために買い占めてしまったんだろう。

この辺りからフレ・ガス、ゼイルあたりをうろちょろしていたけど、圧倒的にギリシャ人サポの方が多い。あとうるさい。鳴り物持って街を練り歩いているから。日曜日ということもあり、ほとんどのお店が締まっているため、中心街はそれほど人気はない。そんな中音が聞こえてくるとギリシャ人サポの一群。中には民族衣装を着ている奴も。

そういうギリシャ人を眺めながら、適当にソーセージを注文し、ビールを飲んで腹ごしらえ。とりあえず、ソーセージもビールもうまい。

キック・オフは6時。だから5時ぐらいにはスタジアムに着いていたい。逆算すると、余裕を持って4時過ぎぐらいの電車には乗り込みたい。というわけで3時半過ぎに中心街から中央駅へ向かう。予定通り道中反対方向の地下鉄に乗ったりしたが、地下鉄網が比較的しっかりしているのと、頻繁に走っているために、問題なく中央駅へ。中央駅の地下街はかなりの数のギリシャ人が既に歌を歌い始めている。でも、わりとフレンドリーな感じなので怖くはない。一緒にソーセージ食べながら、ニヤニヤと目線でコミュニケーションをはかる。所詮、お互いにサッカー馬鹿。言葉は通じなくても、心は通じ合える。

フランクフルト中央駅は大きな駅である。そして複数のプラット・ホームからスタジアム(空港)へ向けての電車が出ている。案内表示に空港のマークやサッカーボールのマークがついているラインの電車に乗ればOK。ただしキック・オフ2時間前ということもあり電車はどれもすごく込み合う。彼らというか、おそらく日本の都市部で生活している人間以外は、満員電車の乗り方を知らない。だから真ん中の方にそれなりにスペースがあっても、ドア付近だけ込み合って乗り込めなかったりする。無論日本人はそれでも強引に乗り込んだりするのだが。しかし、気温30度を越える。僕は満員電車が大嫌いだ。ギリシャ産の大男と密着して満員電車になんぞ乗りたくはない。というわけで、一本ずらして無事席に座ることができた。社内で顔に日本の国旗をペインティングしたドイツ人のオバサンを発見。なんか日本がらみの仕事をしていて、日本に愛着があるそうな。スタジアムでも数人日本のユニを着込む白人を見た。たぶん昔留学していたとか、日本人の友達がいるとか、そういう感じなのかもしれない。

スタジアムはそれほど大きくはないけど、新しく、見やすく、使い勝手が良い。最寄の駅はSport Feld。ドイツ語読めないけどそのまま英訳するとSport(s) Fieldだと思う。言語学的には近い言語だから似た単語は多い。でも音はちっとも拾えないし、地名も読みづらい。その駅から10分ぐらいでスタジアムに着く。駅周辺には何もないので、中央駅あたりで何か買っていくことを薦める。でも、セキュリティの絡みでスタジアムにはペット・ボトルすら持ち込めなかった。一応カバンの中もチェックされるものの、カバンの中にうまく隠せば大丈夫だろうとは思うが。来年のW杯でも、他のドイツのスタジアムでも同じなんだろう。


というわけで、飲食物は原則的に中で購入することになる。食べ物は惣菜パン系とマクドナルドが出店していた。来る前に中央駅で2本目のソーセージを食べたばかりだったので、食べ物系は何がどれぐらいの値段で売っていたのか見なかった。でも飲み物は取り上げられてしまったのでいろいろと見た。ソフト・ドリンクは500Mlで3.5ユーロ。最初はこれに別途0.5ユーロの容器代を取られる。この容器は丈夫なプラスティックでできていて、再利用可能なので、環境問題への取り組みということなんだろう。ペットボトルすら持ち込み不可で、ソフト・ドリンク3.5ユーロとぼられる代わりに、ビールは330mlで2.5ユーロと格安。悲しいかなコンフェデレーションズ・カップ、スポンサーのバドワイザーしかないけど。確か、ワールド・カップではドイツの地ビールの販売も許可されたはずなので、来年はそれも楽しめるはず。試合が始まる段階で気温32度、湿度20%とスクリーンに表示がでるような環境。水のようなバドワイザーが文字通り水のように体に染みる。試合中に何杯飲んだかは内緒です。

試合に関しては、もういろいろと意見は出ていると思うので、とりわけ僕が書く必要もないだろう。日本はギリシャよりも組織的で、個人能力が高く、より多くのチャンスを作り出せた、ということ。つまり欧州王者を圧倒し、ねじ伏せた。前半の柳沢のループとか入っていれば、もう少し楽に、一方的な展開まであったかもしれない。



印象に残ったのは加地が良かったこと、そして中田の存在が際立ってよく見えた。特に中田は試合中も福西とお互いに声を出し合いながら、どちらかがスペースを埋め、どちらかが相手ボール・ホルダーにチェックに行くなど、ほぼぶっつけ本番のシステムを円滑に運用するために、チームを下支えしていた。これが常にできるようならば、大崩れすることはないだろう。

悪かった点は、特には思いつかない。しいて言えば、左サイド、アレックスが仕掛けたときに、中村と小笠原が、相手DFラインの前で同時に足を止めボールを足元に要求していた点。FWのうち一枚がアレックスの方へ流れ、中央の枚数が足りない状況だったので、できればどちらかはDFラインの裏へ飛び込むようなアクションを起こして欲しかった。しかし、全般にコンビネーションもよくなっている印象を受けた。最後の田中と川口のバック・パスのミスは勘弁して欲しいけど。

スタジアムの雰囲気は、日本で言われているほど「ほぼアウェイ」という感じではなかった。どういうわけか、ほぼ同じようなタイミングで予約したにも関わらず、同行者とは別々のスタンドと観戦することになり、半径5m以内に日本人がいないという素敵な状況。回り皆ギリシャ人サポで、僕は完全にアウェイな状況でしたが。僕以外の場所も、ゴール裏ですら、結構混在していたように見えたし、何よりどちらの国も青でアディダスのユニフォームなので、遠目からみると判別しづらい。もちろん人数的にはギリシャ人サポの方が多かったのは事実。でも次の日聞いた話では、ロンドンのHISが数千人単位でロンドン在住者をツアーで送り込んだということなので、1万人近くは日本人居たんじゃないのかな?



またギリシャ・サイドのゴール裏が近かったおかげもあって、声の量は完全に負けていた。日本のファールに対するブーイングは本当にうるさかった。でも、日本コールもたまには聞こえたし*3、僕もできる限りの応援しましたよ。野次や声援がアイルランド仕様なせいか、こういうときだけ英語が先にでるので、何喋っているのか相手にもわかるらしく、前に座っているオヤジににらまれたけれども。あと、ギリシャのコールが、何言っているのかわからないのだけれども、これが「ヤナギーサーワー」というあのコールの節回しとすごく似ていたたので、それにかぶせるように柳沢コールをしていました。おそらく、誰にも聞こえていないと思うけど。

そういう風に威勢だけは良かったギリシャ・サポだけど、試合が終わるとさすがにシュンとなっていました。ワールドカップ予選で苦戦していて、格下だと思っていたアジアの国に完敗したわけだから。それでも気のいい奴ららしくいさぎよく、英語で「日本良かったよ、おめでとう」とか「次もがんばれよ、友達よ」とか言っていた。試合後、まだ売っていたバドワイザーで一人で祝杯を挙げつつ*4、駅へ戻る。ビールがなくなる頃、同行者と落ち合うことができ、そのまま中央駅へ戻る。小腹が空いていたので、サンドウィッチとか適当につまみ、酒を買って部屋に戻る。TVをつけると、ブラジルVSメキシコ戦がやっていた。メキシコは本当に強い。あれれと思いながら見ているとメキシコが先制して、そのまま逃げ切った。これで次はさらなる真剣勝負になるだろうと思いつつ、明日のメディアの扱いもギリシャに勝った日本というよりも、ブラジル敗れるの方が大きく扱われるなと、少し悔しい。*5

日が暮れると少し涼しくなったものの、まだまだ暑い。深夜にもう一度中央駅に買出しに行くと、駅構内にはまだギリシャ人サポがお通夜状態でたむろって居る。たぶんドイツ国内もしくは近隣諸国で暮らしているギリシャ人で、電車やバスが来るのを待っているんだろう。

あくる朝、予想通り寝坊。起きたら9時過ぎ。10時までがホテルの朝食ということだったので、朝食を頼まずに良かった。身支度を済ませ、一旦、チェック・アウトしてリュックだけ預かってもらう。そのまま中央駅で適当に朝飯をすまして、中心街へ。

最初にレーマ広場あたりに出て、ぷらりと眺め、近くに市場を冷やかす。市場には包丁と寿司を売っている日本人の方が居て、いろいろと日本代表がらみの話や日本人サポの話を聞かせてくれた。


ついでに、市場の彼のお店近くにある彼お勧めのソーセージ屋を紹介してくれて、まともにドイツ語を喋れない僕らに代わり注文をしてくれる。これが絶品。最後の「今日はいいトロが入っているから、時間があったらウチで寿司食っていきなよ」と。



寿司、いいな、と思いつつも、外に出ると気温37度という表示。


ひたすら暑い。間違いなく昨日より暑い。僕的には、何か食べれる温度ではない。こういうときはビールということで、市場近くのパブで地ビール地ビールももちろん何種類かある。色の濃い、英語圏だとエールとか呼んでいるようなものから、白っぽくて濁りのあるようなもの。あとはラガー。ラガーも何種類かあった。気温が高いために、地ビールのキンキンに冷えたラガーが見に染みる。白ビールっぽいやつやエールは通常、キンキンには冷やさないみたいで、僕には冷えたラガーの方がおいしく感じられた。


そのあと飛行機の時間まで、街をプラプラ。


歩いてはビール、また歩いてはビールみたいな感じ。フランクフルトはそれなりにグルメな街で、目抜き通りの真ん中の出店でエスカルゴをその場で焼いて売っていたりするぐらいなんだけど、やっぱり暑くて冷たくて液体状のもの以外ほとんど体が受け付けない。ビールとアイスとコーヒー・フラペチーノ。

街の物価は、ダブリンとの比較でだいたい2割から3割安い。同じ通貨、同じような人口、そして明らかにフランクフルトのほうが経済的に発展しているにも関わらず。だから、何を見ても安い。それに、大きな本屋に入れば、漫画も売っている。

売り場に行くと、おそらくドイツ人と思われる腐女子の方が一心不乱に立ち読みをしておらっしゃる。僕も適当に手にとり中を確認する。すべてドイツ語だった。しばし、どういうものが輸入されているのか見てみる。理由はわからないけど、あってもおかしくない手塚作品はまったくなく、はだしのゲンはあった。もちろん中心は現在少年誌で連載されているような作品*6。少女漫画も結構ある*7。萌え系もちゃんと入っているし、ヤオイ系もある。なぜか「二人エッチ」が人気があるみたいでかなりの数並んでいる。お土産にドイツ語版「キャプテン翼」jrユース編対西ドイツ戦を買って帰ろうかと思ったものの、ジャンプ系の漫画を再編集した「BANZAI*8というコミックが売っていたので、そちらを購入。

そうこうしているうちに、空港へ向かう時間になったので、一旦ホテルまで戻り、荷物を受け取り、空港へ。免税店で、アイリッシュ・ウィスキーとかアイルランドの免税店の半額ぐらいで売っていたので、2リッターほど購入。タバコもアイルランドより一箱あたり2.5ユーロも安いので、2カートンほど購入。もちろん昼に行った市場でソーセージなどは買っているので、気持ちは闇市で物資を買いこむ、買出しツアーのような趣。

帰ってきたら、ダブリンは涼しかった。そしてやっぱり小雨が降っていた。

*1:ワールドカップまでの浄化されるかと思ったけど、まだまだ風俗系の店は健在だった。ヨーロッパの歴史ある街にしては珍しい高層ビルのビジネス街といささかひなびた風俗街のコントラストがこの街の特徴として印象に残っている。前に行ったときに目立っていたジャンキーは減ったような印象。日曜日の昼だったのでまだ部屋で寝ているだけなのかもしれないけど

*2:僕はいったい彼が二日間で何個のアイスクリームやソフトクリームを食べたのか数えることができなかった。二人してそういうものを食べたり、ビールを飲み続けていたので、僕は瞬間的に夏バテモードになったわけだが。

*3:期待していたジンギスカンはほとんど聞こえなかった。やっぱり人気ないんだな。こういう各大会ごとのテーマソングよりも、状況に応じた定番の歌を幾つか作り、歌い継ぐ方が適切だと思うけどね。

*4:売り子のオニーチャンにあきれ返られた。

*5:地元紙は大黒を大きな写真入で紹介。記事自体は、ギリシャ監督でドイツ人のレハーゲルのコメント中心。いやドイツ語ほとんど読めないからわからない。一緒に買ったガゼッタ・デル・スポルトは一応小さな記事は出ていたけど、そもそもコンフェデの情報自体ほとんど載っていなかった。それでも見出しはたぶん「中村、日本代表で輝く」だと思われ。システム、採点評が載っているあたり、専門誌の意地。採点は川口5.5;加地6.5、宮本6、田中6、アレックス6;福西6.5、小笠原6、中田6、中村6.5;柳沢5.5、玉田5.5; 遠藤、中田浩、採点なし、大黒6.5. 審判5.5だそうな。

*6:ジャンプ、マガジン、サンデー系はだいたい入っている

*7:フルバとかあった

*8:「ナルト」、「ハンターXハンター」、「ヒカルの碁」、「シャーマン・キング」、「Is」が載っていた