掲示とかぜんぜん見ていない僕のミス

寒くて部屋から一歩も出たくないのだけれども、場所を変えて仕事をすると妙にはかどったりするのも事実で、嫌々ながらも図書館へ行くことにした午後3時。

行く途中に郵便受けを見るとギリシャで留学中の後輩から封筒が届いている。

これは、はるばる日本から船便でギリシャに送られ、そこからコピーで転送されてきたもの。中身は2001年に僕らがやったナショナリズム論に関する勉強会のレジュメ。なぜかハードディスクに不完全な状態でしか残されていなかった僕のレジュメも含まれる。なんでもギリシャ人の人にコピーを頼んだので順番とかむちゃくちゃになっている、ということなので、文面とフォントと各人のレジュメの切り方の癖みたいなものを頼りに、もう一度組みなおす。

読み直してみると、なんかだいぶ懐かしく思えてきた。

そんな感じで、少しばかりやる気が出てきて、レジュメを読み直しつつ、メモを取ったりしながら、論文に手を入れている、人気のまばらの冬休みの図書館。

集中力に火がつき始めた途端、ブザーがけたたましく鳴り響く。

?と思って時計を見ると5時ちょっと前。このタイミングでブザーが鳴るということは、へ、もう短縮営業?

そうしているうちに係に人が「はよ出てけ、店じまい、店じまい」だみたいな感じで、遠くで叫んでいるのが聞こえる。てっきり来週からだと思っていたよ、短縮営業。昨日までは通常時間で開いていたので、今日から本格的に大学は冬休みモードに突入したらしい。そういえば、来る途中サンタの格好で、中からスーパーマンのTシャツを着たお馬鹿さんとすれ違ったから、街全体がそういうモードなんだろう。

悔しいので、帰りにコンビニでビールをケース買い。もちろんやる気はどこかに飛んでいった。