レッチリのライブの感想。

土曜日にレッチリの野外ライブに言ってきました。ライブつうよりも小規模なフェス状態。何せ会場2時、終演22時の長丁場。ヘトヘトになったので、日曜日は完全にグータラな生活を送ってしまいました。

僕が会場入りいたのは2時半ぐらい。会場が近い*1のと、一緒に住んでいるスウェーデン人とそのアイルランド人の彼氏と一緒に行こうかと、話していたので、その彼氏を待っていたのですが、ちょっと遅れるとの連絡があったので、僕だけ先に会場入り。後でわかったけど、奴ら、僕よりだいぶ前にチケット押さえてあっただけのことはあり、一番前までいけるチケットだったので、一緒に行かなくて正解。

で、会場まですぐだと思って、タラタラ行ったら、入場口は公園の別のゲートからだと言われ、約1キロほど歩かされる。往復2キロ。会場はフェニックスパークの北西部分。だだ広い芝生にステージやら出店やらが出現していた。規模は、フジのメインステージの約2倍ぐらい、感覚的には。トイレの数は約4-5倍。こいつら皆ビールを浴びるように飲むから、これぐらいの数は必要。だから、トイレ待ちの時間はほとんど掛からないけど、ビールを購入するためには20分ぐらいかかる。ビール売り場も相当数確保されているにもかかわらず。

ついたころには、一組目の演奏は終了。だからどんな演奏だったのかはちょっとわからない。

三時半ぐらいから、二組目のGroove Armadaつうバンド。黒人女性のボーカル、黒人男性のMC、ギター、ベース、ドラムにパーカッション。そしてDJ兼トロンボーンというよくわからないバンド構成。音は今っぽい、よりミクスチャー的でクラブ仕様のブラン・ニュー・へヴィーズみたいな感じ。もうちょいと密室間のあるところで聞けたら良さそうな音楽。なにせ、会場の音響が最悪。音が風に流されるというレベルではなく、ボーカルの声がほとんど聞こえない。がんばって通常チケットでいける最前列まで行ってみたものの、状況はほとんど変わらず。

五時から、三組目のThe Thrillsアイルランド期待の若手バンド。ポップなんだけど、どこかちょっと悲しげなメロディーが売り物。そしてけっこうカッコいい。つうことで、なんか若い子、特に女の子から人気があるみたい。演奏が始まると10歳ぐらいの女の子の集団がはぐれない様に互いに手をつないで、人ごみを分け入って、前の方へ、前の方へ進んでいく。日本では、少なくとも僕は見たことのない、不思議な光景。ロッキング・オンのフェスに行けば見れるのかなぁ?しかも、彼女ら、Tシャツはなぜかレッド・ツェペリンでおそろい。謎だ。

彼らなりにすごくがんばってやっているのは良くわかったけど、後に控えているバンドが悪すぎ。良くも悪くもThe Thrillsの音楽は軽いのだ。軽さがちょうどいいときもあるし、そうじゃないときもある。少なくとも軽いハイネケンのビールを飲みながら、ちょっとずつ射し始めた柔らかい陽光の中、のんびりとしながら聞くにはちょうどいいぐらい。

六時半、The Pixies。出てくるだけで威圧感あります。特にボーカルの人。達磨みたい。ほとんど聞いたことがなかったので、すごく楽しみにしていたけど、この段階でも、音響は改善されず、ボーカルが何を歌っているかは、良くわからず。メロディーはよく聞こえているだけど。あとでCDをさがさなきゃ。結構暗くて思い感じのメロディーが多かったような印象なんですが、このころには観客の皆さん、既に出来上がっていますんで、音が流れていればそれだけで幸せみたいな感じで、大盛り上がりでした。ビールとセキュリティー・チェックをかいぐっくて持ち込んだ、強いお酒とそしてどこからともなく漂ってくる大麻の香り。アルコール+ソフトドラッグだけとは思われない、異常なハイ・テンションな人もちらほら。

八時半。ハイネケンの特設Pubは九時までの営業ということだったので、ビールを急いで購入して、だらりとしながら、待つことしばし、ようやくRed Hot Chili Peppers。世界でもっとも衣装代の掛からないビック・バンド?上半身裸が正装です。*2当然客も。君は脱ぐな、という素適なビール腹の人もたまに混じりますが。

盛り上がりかたは、日本とちょっと違う。何が違うかというと、まず肩車をしている人が多い。カップルで女の子を上に担いでいるのは、だいぶ迷惑だけど、まあほほえましいので、気持ちはわからなくもないが、男同士、女同士で肩車をしているケースもかなりある。むろん土台要員の頑強な女子が多いということも一員だけど。でも、人を肩車して1時間以上ライブって、正直辛いだろ。僕は絶対嫌だ。

それに関連して、肩車だけでなく、組体操みたいなことをやりはじめる。なんっていったか忘れたけど、塔みたいになるやつあったでしょ。体育祭とかでやらされた、あれ。人の上に人をのせて、さらにその上に、みたいなやつ。あれをいきなり側でつくり始めるわけですよ。しまいには作るのを手伝わされるわけですよ。いや、おとなしく曲聞こうよ。落ちてくると、マジ危ないし。

ダイブもちょっと違います。会場には、結構な数のエアソファがあって、最初、それをボール代わりに投げて遊んでいたのですが、しまいには、それに人が座った状態で、人の上を移動。これはちょっといいかも。気持ち良さそうだ。

そんな感じで、皆さん、はしゃぐのに精一杯という感じです。当然皆さん歌を歌いながらの状況ですから、まともに曲なんて聞こえません。まあ、楽しく遊びました。

つうわけで、翌日はヘロヘロだったわけです。

*1:ステージから家まで直線距離で数百メートル

*2:ギターとドラムの人は最近脱がないようだけど。