アイススケート

ホンマタカシ風

先日、アイススケートに行ってきました。
現在、ダブリンには常設のアイススケートリンクはたぶんありません。僕が知らないだけという可能性はありますが、現地の人も知らないようなので、たぶんないのでしょう。そのかわり、冬のこのシーズンになると仮設のアイススケートリンクが市内に幾つか設置されます。大体は屋外にあります。ちなみに、アイルランドはそんなに寒くないので、水が凍るほど冷えることはほとんどありません。だいたい東京の冬の寒さと同程度と考えてくださって結構です。雪もほとんど降らないそうです。雨は馬鹿みたいに降りますが。ですから、おそらく何らかの機械を使用して造ったリンクだと思われます。僕が今回言ったのはRDS*1というところがやっているリンクで、皆さんのお話では、ダブリンでは一番でかいそうです。
料金は確か13ユーロちょっとで、要予約、一時間限定、完全入れ替え制です。日本ではガキのころにいったきりなので、これが普通なのかどうかよくわかりません。大きさは20ー30メートル四方ぐらい、イメージしていたよりはぜんぜん小さい。でも、結構の人がすべっていました。さしずめ芋洗いという表現がぴったりという感じです。

今回の目標は、かっこ悪くてもいいので、とりあえず転ばないようにがんばろう、ということですた。一緒にいったアイリッシュもほとんど初心者ばかりだったので、自力でどうにかしなくちゃいけません。結果、最初はむちゃくちゃでしたが、少しすると普通に進むぐらいでできるようになりました。とはいえ、滑っていると言うよりも、バランスが崩れないように、エッジ?を使って、氷を削りながら、小走りしているような感じなんですが。なにせ人が多く、狭いので、滑走しながら人をさけつつぐるぐると回り続けるというのは難しい。あたかも水族館の回遊魚のごとく、群れになって皆同じ方向へできるだけ同じスピードで同心円状に回り続けなくちゃいけないのですから。逆走なんてもってのほかという感じでした。ローラーブレードで鍛えられた?子供達は結構無茶していましたが。
感想は、結構おもしろかった。けど、もうすこしのんびりとしたい。今シーズンはもういい。という感じです。幸いに筋肉痛にもなりませんでしたし。*2
その後、スポンサーの方々とクリスマス・ディナーも兼ねてのお食事会。リンク近くのイタリアンレストランへ。結論、移民も増え、店の数も増え、なによりイタリア人が作っているレストランだからと甘く見た、僕が間違え。ここはアイルランドだ。びっくりするぐらいダメダメ。いくら団体で人数が多いからといって舐めすぎです。しかも自腹。ワインも自腹。ワインは安い割にはうまかったのが、唯一の救い。
というわけで、私の今年の予定はすべて終了。来週からはクリスマス休暇で家に引きこもります。学校も空いていないので、ネット環境は極端に悪くなります。秋の初めの嵐以降、なぜか僕の家からネットに接続することができなくなったからです。なので、来年はじめまで俗世から隔離された状況で、集中して仕事をしようかと思っております。本も史料も宿題もたんまりとストックがありますので、飽きることはないでしょう。というかヒラ積みしてあるそれらを見て、少しげんなりしていますが。飽きたら、エドワード・サィード追悼企画、コンラッドの『闇の奥』(Heart of Darkness)を読んでから、コッポラの『地獄の黙示録』を見るという結構時間のかかる暇つぶしが待っているので、大丈夫でしょう。『黙示録』はDVDで購入済みなんですが、年末に映画館で1-2回上映するので、それを見に行くという選択肢もありますので、悩みはつきません。

*1:ちなみこの団体について、僕は少しばかり研究したことのあります。変な所縁です。

*2:ちなみにこの日は、深夜バスの乗り場所がわからなく、適当に歩けばわかるだろうと、歩いていたら、結果的に一時間ばかり深夜のお散歩をしてしまいました。