ワールド・カップ予選 アイルランド VS フランス

日本じゃまだ当分放映しないみたいなので、ネタバレ注意



アイルランドのスタメンはこんな感じ。

     ロビー   モリソン

ダフ   キルバーン  ロイ    アンディ 
                 
オシェイ カニンガム  ダン  カー

         ギヴン

一方のフランスは

       アンリ
       ジダン
   ダルソ ヴィエラ ウィルトール
       マケレレ
ギャラス ブルソン チュラム サニョル   
     
        クペ

こんな感じ。意図としてはとりあえず中盤で主導権を握りたいというところだろう。

以下試合の展開よりも率直な感想。

アイルランドは決して悪くはなかった。
良くもなかったけど。

心配したダン−カニンガムのスピードのなさもそれほど気にならなかった。
ロイの出来は素晴らしく良く、特に守備で効いていた。一応MOMにも選ばれた。
オシェイはこれまでで最も良いゲームだったと思うし、カーも持ち味を生かせたと思う。
いわずもなが、ギヴンは今日も神だった。

それでも敗戦した原因は、アンリ。
たぶん今日アンリのシュートは1本だけだったと思う。
その一本を完璧に決めた。惚れ惚れするぐらい美しく、残酷なゴール。
前線に上がってきたウィルトールの必死のポスト。これをロイと交錯しながらキープすることに成功したアンリ。ほんの1秒ほど時間が止まった。

もっともロイは体勢を立ちなおしチェックに行きつつあったし、対面したダンもディレイを掛けつつシュートコースを切っていた。ギヴンもおそらく指先でボールに触っていたのかもしれない。しかし無常にも・・・。

確かにロビーの調子は今ひとつ。モリソンは奮闘していたが、詰めが甘い。
ダフも何度かいいチャンスを作っていたが、いかんせんマークが厳しかった。
アンディのFKがあと10センチ内にずれていればということなんだけど、まあそういう運命なんだろう。

以下はSky SportsからパクってきたOpta Date

Ireland   Team Statistics    France
  0	      Goals	        1
  0	  1st Half Goals        0
  2	  Shots on Target	2
  5	  Shots off Target	3
  5	  Blocked Shots 	1
  6	     Corners    	1
 27	      Fouls     	19
  0	     Offsides	        2
  4	    Yellow Cards	2
  0	       Red Cards	0
70.5	  Passing Success	78.2
 36	       Tackles   	32
63.9	 Tackles Success	75.0
51.7	     Possession 	48.3
48.7	Territorial Advantage	51.3

まあ互角の試合。ファールやカードが多かったのは中盤で潰しあった結果。

おかげで、モリソン、アンディ、ロイ、も無事カード累積なくスイス戦の大一番を迎えられます。*1

今日の出来から考えると、ジダンマケレレ、チュラムの復帰したフランスはやはり世界最高水準であり、一位通過が妥当。トレゼゲあたりも復帰するのだろうから次のスイス戦手を抜かずにボコってやってください。5点ぐらい入れていいから、完膚なきまでに心を折ってやってください。ついでに2人ぐらいに赤紙を。

で、最後の最後、スイス戦がやっぱり天王山。そういうシナリオだったんだろう。もちろん勝ってもおそらくプレイ・オフに回ることは必至。

11月もアイルランド戦が二試合見れると喜ぶべきなんだろう。
たぶんワールド・カップには行けるはずだから。

*1:つまり次の試合はお休みです