ロイ・キーン「I, Keano!」を観る

「I, Keano!」というミュージカルがある。

冗談だと思うかもしれないけど、ロイ・キーンをモデルにしたミュージカルである。ロイ・キーンとミュージカルというだけでおなか一杯というか、すさまじい食べ合わせが悪すぎます。

舞台は古代ローマだそうです。あのこてこてのアイリッシュ顔のロイをモデルにした主人公が古代ローマで活躍するという時点で、コリン・ファレル古代ギリシャ並に何かが狂っています。

で、上のリンク先にあるポスターを見てもらえば、一目瞭然。敵役は現サンダーランド監督、元アイルランド代表監督ミック・マッカーシーがモデル。そう、あのサイパンの話を古代ローマに置き換え、しかもミュージカル仕立てにしてしまうという、神をも恐れぬ暴挙。

ミュージカル嫌いじゃないのですよ。むしろ好き。でもね、ちょっとね。一応、開演されたころテレビでちょこっと特集されていて、舞台の一部を見たのですが、痛かった・・・。結構ロング・ランになっているようで、ダブリンも追加公演され、今地方都市でやっているみたいです。でも、周りに見に行ったという人がいない。

その世にも恐ろしいミュージカルを、ロイ自ら観にいったという話をニュースでやっていました。関係者はどういう気持ちだったんだろう?本人はいたって大人な態度で、「面白かったよ」ぐらいで、苦笑いを浮かべながらインタヴューに答えていましたが。

やっぱ見に行くべきだったか。ミュージカルだと思わずに、コントだと思えば耐えられるのかな。でもシナリオ作った人の代表作が、テレビ番組のFather Tedと紹介されているから、相性悪いの確定だしな。