『現代思想』6月号 と向きあう
ちょっと前に届いたので、パラパラ読んでいます。
感想は、高橋哲哉、鵜飼哲の両氏には、もう少し書いて欲しかった。
長原豊氏の文章は、面白いのだけれども、やっぱこの書き方だとわかる人にしかわからない。率直に言えば、僕もわからないところが結構ある。そこが文章の面白さなんだけど、読み手を限定しすぎだと思う。
四方田犬彦*1、溝口雄三と一緒に仕事ができたことが素直にうれしい。
林志弦氏の「国民国家の内と外」での指摘は、かなり的確だと思うのだけれども、そういう言葉ですら、現在の日本の保守や「ウヨク」には、もはや届かないのかな?対話可能な人間はちゃんと存在しているのに。
*1:学部時代にこの人の集中授業を受けなければ、映画の面白さ、見方を知らずにすごしたかもしれない、というぐらい学恩を受けています