お隣は総選挙

今日UKは総選挙。アイルランドは関係ないけど、関係ある、そんな感じ。
普段見ているTV番組がSky Newsとサッカーだけという間違えた生活をしているので、ここ一ヶ月ぐらいで妙に詳しく(そして微妙にSkyの主張に影響されつつ)なってしまったので、僕としては結果を興味ぶかく待っているところです。

論点となっていたのは、税金、移民問題、教育*1、それとイラク問題かな。

で、労働党は支持率は下げたものの、小選挙区のメリットもあるしで、議席数は減らすけど、過半数は軽く超えそうという見通しだそうな。

世論調査だと3-6ポイントぐらいしか差がないのに、議席数だと150以上差がつきそうというのは、選挙というか選挙戦術としてどうよ?という疑問はあるけど、まあみんな文句言いつつ、ブレアーが喋ると、なんか納得させられちゃうみたいな雰囲気はあるんだろう。頭よさげに聞こえるし、自信ありそうだし。

それになにより保守党がメタメタ。まあ本来保守党が主張したいようなことを労働党が言っちゃっているから、残されたものから独自色をださなきゃいけなくて、大変そうではある。でも、ネガティブ・キャンペーンと移民規制で完全に反感を勝っちゃたみたいなので、今回も政権奪取は難しそう。下手を打つと近い将来、第二政党、野党第一党からも滑り落ちるかも。今回はそこまで行かないだろうけど。

今日のニューヨークで起きたイギリス領事館爆破事件*2が、変な突風を起こさない限り、予定調和的に選挙は終わりそう。突風が吹くと、自由民主党あたりが躍進するのかな?

でも、なんで平日に選挙しているんだろう、あの国?

*1:『国民の思想』だとイギリスはサッチャーの教育改革で立ち直ったとされているけど、大嘘。あれでイギリスの教育は上から下まで今大混乱。アカデミックな話はだいぶ日本にも伝わっているだろうけど(大学の授業料とか、バーミンガム大学のCSとかね)、今回の選挙で争点になったのは初等教育。日本で言うところの小学校。これが今大変らしいです。学級崩壊といってしまえばそれまでだけど、授業が成り立つ、成り立たないとかそういうレベルの話じゃないぐらいの荒れっぷり。もちろんこれはニュース番組の作り手の方の意図とかもあるし、このような状況がどこでも見られるわけではないはずだけど。でも、話を聞いている限り、結構荒れている。これはアイルランドも同じ。そこまで酷くはないみたいだけど。

*2:Sky Newsではアルカイーダでは?とコメントしていたけど。怪我人ださずに爆破事件、というのが引っかかる。そういうの得意で、そして最近叩かれ気味で、やけっぱちになっていて、イギリス政府にとりわけ深い恨みを持っている奴らがいるしね。北アイルランドも今日選挙だよ。はねっかえりの意思表示には絶好のタイミングだと思うけど。