Farewell Partyだそうです

友人がアメリカに旅立つ。
この日記にもたびたび登場したレゾだ。
ムスリムのイラン人。
9.11のころアメリカで勉強していた。
その後のアラブ系に対する不当な仕打ち、例えば名前でそう判断されただけでアカデミック雑誌への投稿を拒否されたり、そういった反動的な態度が嫌になったそうだ。
彼はイラン人だからアラブ系でもないし、そのころにはとっくにムスリムでもないわけだから。*1

博士号取得と共にアメリカを飛び出した。選んだ先がアイルランド、ダブリン。英語圏でそれなりに歴史と格式のあるダブリン大学トリニティ・カレッジならどうにか希望があるかと思ったそうな。でも、この国のライフ・スタイルにうまく適応できなかった。食生活、時間に対する感覚、そして仕事への態度*2

結局彼はもう一度「自由の国」へ戻ることを選択した。途中真剣に日本への逃亡も考えていたようだけど、言葉の問題がやっぱり大きかったみたい。

で、今日は彼のFarewell Party。久しぶりに長らく一緒に暮らした家へ向かう。

でも・・・。
いつ始まるか教えてもらっていない。

しょうがないからメールした。
「で、いつ始まるのよ。パリで買った赤ワイン持っていくよ」

すぐにメールが来た
「いつ始めるかまだわからない」

・・・いや、君充分適応しているってアイルランドに。

「オマエが居なくなってすぐにワイヤレス・ネットワークにしたから、家でも充分仕事できるからに、好きなときに行ってくれて構わない。勝手に繋いで仕事してなって。」

・・・いや、僕鍵持っていないし。つうか僕が出て行ってすぐ鍵総とっかえしたんじゃねえの?家主代わって。

「今日は何かと忙しいのよ。今日で仕事納めだし、今アメリカ大使館行ってヴィザ貰ってきたところだし、まだちょっとやること残っているから、もうちょいと時間が掛かるな。それに仕事終わったらバス途中下車して買出しなならんのよ。なんだった、それに付き合うかい?」

・・・ヴィクラムかヴァディーシャ*3捕まらなかったそれが一番安全策ですね、はい、喜んで荷物持ちします。つうかなんで君が買出しまでするのよ、君のFarewellやん。

というわけで、その旨メールを送ったところです。
はい。
それまでに今作業中のところに一段落つけないと。
と思いきや、なんかいろいろいじっくているし、はてな

*1:正確にはペルシャ系でもないかもしれない。イランでもマイノリティの種族だそうな

*2:これは特に彼のボスと関係だけどね

*3:共に一緒に暮らしたインド人